2008年06月17日

洋食部の厨房その2 ハンバーグ

「大阪名物くいだおれ」洋食部の長らくの人気商品といえば、やはりハンバーグ。今日はハンバーグの仕込みをご紹介します。

ハンバーグのポイントは、やはりパティを自分のところで作る、という点にあるようです。いくらレシピを指定しても、外注だとなかなかうまく出来ないということです。

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一回に仕込む量は10kg。
ミンチは当然肉屋さんに発注するわけですが、牛肉と豚肉の比率はもちろん、どの部位を使うかまでレシピを渡します。

もし注文と違ったレシピで納品されても、目で見ただけではもちろん、プロの調理人が実際に手で練ってみてもなかなかわかるものではないそうです。実際に焼いてみないとわからないと。だから、これは店側と肉屋さんとの信頼関係がとても大切だということです。

さて、もうひとつのポイントは玉葱。

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みじん切りにしたものを、じっくり弱火で炒めたものです。だいたい3,40分ほど。こうやってじっくり炒めることで玉葱の甘さが出てきます。もちろん「くいだおれ」の厨房で仕込んだものです。

この炒め玉葱とミンチをまぜ、さらにパン粉と牛乳、卵、調味料をまぜて練り込みます。担当は、元ウラ・くいだおれ調理部の曽根さんです。

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じっくり練り込みます。
だいたい15分くらい練っているとこのようになじんできます。

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そして、これを一人分ずつ丸めてゆきます。
ちゃんと秤で量ります。「くいだおれ」のハンバーグは一人前180g。

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そして、ご家庭でお作りになる方はご存じですね。よく叩いて空気を抜きます。

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そして、最後にパン粉をまぶしながら形を整えます。
パン粉は表面にうっすら付く程度ですが、これで食感が良くなるのだそうです。パティどうしがくっつかずにすむ利点もあります。

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一回分仕込むのに、ざっと2時間はかかるということです。

あとは焼いて、特製デミグラスソースをかけてできあがり。

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posted by くいだおれ太郎 at 18:14| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
くいだおれさんには、父が昭和30年代頃に行ってハンバーグを注文、店長さん直々おいしく焼けたハンバーグを出して下さり、満足して帰って来たという父から聞いたエピソードがあります。今回そのハンバーグ特集で、このことを懐かしく思い出しました。近いうちに姉と伺い、このハンバーグと太郎君パフェでくいだおれさんのこと、亡き父の思い出を語り合いたいと思います。
Posted by Chico at 2008年06月18日 12:52