2008年04月25日

TOL (TRIP OF LOVE)

OBP(大阪ビジネスパーク)のシアターBRAVA!でかかっているミュージカル「TRIP OF LOVE」から、太郎と女将に観劇のご招待をいただきました。



ブロードウェイで上演されるミュージカルは、本番までにアメリカの地方都市で「トライアウト」(試験興行)というのをやってストーリーや演出を練り上げるものなのだそうです。そして、いよいよブロードウェイに乗り込むのだと。

その、ふつうはシカゴとかサンフランシスコでやるはずのトライアウト公演が、史上初めて日本へ、それも大阪へやってきたのが今回の公演です。

さて、このミュージカル「TRIP OF LOVE」。
60年代のアメリカン・ポップスを題材にしてストーリーをつむいだ作品ですが、日本人、それも関西出身の方がプロデュースしたということで、大阪でのトライアウト公演が実現したそうです。

TOL

プロデューサーの出口さんは、すでにニューヨークで「ブルーマン・グループ・チューブス」というミュージカルをプロデュースされて、これが実に16年目のロングランにかかってまだ続いているヒット作なのだそうです。

実は、「くいだおれ」取締役の柿木が、古い友人に招かれて今回の公演のプレビューを見に行ったのがこの「ご招待」のきっかけでした。
「TRIP OF LOVE」の作りの良さと俳優の演技の上手さ、そして生演奏のすばらしさに感激し、出口プロデューサーに「こんなにすばらしい芝居が道頓堀で見られないのが残念です」と言ったところ、出口さんも「これを道頓堀でできないが残念」と。

ちょうど、閉店の記者会見の直後でした。
会見の場で、「道頓堀に芝居がなくなっていって街が変わっていった」というお話をした直後です。
道頓堀で若い頃を過ごされた出口プロデューサーもこの思いに共感されて、「では、せめてくいだおれ太郎さんと女将さんをぜひご招待したい」と。

今回の公演がふつうではないのは、出演しているのがニューヨークの俳優組合の役者さんばかりというところ。ニューヨークでは組合に所属しない役者さんは舞台に出られないし、またその役者さんたちはほかの都市や国では公演をしないそうです。

そして、本場の役者さんだけあって、個々人の名前が知られているわけではないですが、実に上手い。上手い、というと失礼ですね。全然次元が違うという感じです。なにせ、たたずまいからして違う。ニューヨークやロンドンでミュージカルを見てハマる方も多いようですが、こんなレベルのものを見たのなら当然、と思わせる技量です。
これだけの役者さんが大阪で見られるというのは、最初で最後になるだろうとということです。

それで、太郎と女将もありがたくご招待に応じることになったという次第です。
出口プロデューサーは、
「ブロードウェイはかつての道頓堀と同じ。楽しい芝居と美味しい食事を楽しめる街です。道頓堀も、そうあってほしいのです」と。

太郎と女将のご招待は5月7日です。両名の感想をぜひ聞きたいものです。
「TRIP OF LOVE」の公式ホームページはこちらです。口コミで人気が出て、公演も5月いっぱいまで延長されたということです。

http://www.tripoflove.com/
posted by くいだおれ太郎 at 23:00| Comment(0) | 日記
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