昨日、6月8日の「太郎」の誕生日、店頭で文楽式「太郎」のお披露目を行いました。
実は天気予報は大雨だったので、中止の可能性が高かったのです。しかし、7日においでになった記者の方々からは、「ぜひこれは店頭でやってほしいなあ」とも言っていただきましたし、勘十郎さんも「少々の雨なら、屋根の下でやりましょう」と・・・
当日、フタを明けてみれば見事に晴れて、500人以上のお客様に「文楽式くいだおれ太郎」の勇姿をお目にかけることができました。
演目は前日と同じ「寿式三番叟」ですが、舞台が広いだけにダイナミックさは前日の比ではありませんでした!
勘十郎さんもユーモアたっぷりに、本物の「太郎」に向かって鈴を振ったり、おいでになったお客様に向いて、右へ左へ奔走しておられました。
道頓堀に、芝居のお囃子がかかるのも考えてみれば久しぶりのことです。昔、まだ芝居小屋がたくさんあったころはお囃子がかかって、役者さんがご挨拶をするのは当たり前だったのですが。
そして、勘十郎さんはじめ、文楽劇場の方々もおどろかれたのは、観客から「勘十郎っ!」と声も飛びました。「勘十郎さ〜ん!」という黄色い声も。
これはうれしかったです。
文楽も、しっかりした劇場の中で落ち着いて観るのもいいものですが、たまにはこうして野に出てやるのも、本来のあり方だなあ、と感じました。
そして、たぶん文楽好きのお客様も多かったのでしょう。
わずか十分あまりのことですが、予想をはるかに超える、すばらしいお披露目をさせていただきました。大勢詰めかけていただいたお客様がたにも感謝申し上げます。
そして、その後は「くいだおれ太郎切手」のお披露目を。
わざわざ郵便局会社から専務執行役員においでいただき、切手の初刷りを文楽式太郎が「太郎」の代理で受け取りました。
その後に、古式ゆかしく鏡割りを。
文楽式太郎も参加しております。
こちらは勘十郎さんのサービス。
文楽式太郎がお酒を振る舞いました。
さて、本物の「太郎」の方は、先日宮本染工さんから頂戴した真っ赤なちゃんちゃんこを着用。
2008年06月09日
文楽式太郎 「本番」
posted by くいだおれ太郎 at 17:08| Comment(4)
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