今日は、6月のホームページの料理写真撮影がありました。
7月はもう更新しないと思いますので、おそらくこれが最後の撮影になります。
厨房の段取りとしてふだんと一番違うところは、料理撮影のときは1セットか、せいぜい2セットしか作らないところ。そしてすべて調理長が作るところです。
普段の会席では1日に1、2セットだけということはまずありません。たとえば、今日などは会席だけで200セットの予約があるそうです。
だから、ふだんは、たとえば椀物だけで
これだけの数があります。
もちろん、椀方、煮方、焼き方・・・と分担するわけですが、料理撮影のときのようにわずかな数を大勢でよってたかって、という絵。たいして珍しくないようにも思えますが、中の者にとってはちょっと珍しい光景です。
その月のお料理であれば、厨房の職人は会席料理のパターンすべて頭に入っていますが、さすがに「来月」のはメニューを見ながら。わずか1セット、2セットといっても、それぞれ下ごしらえからするわけですから、かなりの手間ですね。
ついでに、こちらは揚げ物に添える塩。
いちいち、こうやって手作業で日本庭園みたいな丸い筋をひいてゆきます。料理撮影用には、これも一つとか二つだけの作業です。
2008年05月29日
料理撮影 舞台裏
posted by くいだおれ太郎 at 17:37| Comment(0)
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