「大阪名物くいだおれ」割烹部の名物、野菜丸ごとの一品の今月は、トマト。浜松産トマトをくりぬいて、中に桜海老のすり身を詰めた一品です。
まず、トマトをくりぬく。
調理長みずから。ひとつひとつ。
こんな道具を使います。案外シンプルという印象ですが。
次に、すり身を詰める。
静岡産の生の桜海老のすり身です。
絞り器で、これもひとつひとつ。
そのあと画面右下にちょこっと見えるトレイごと、大型の蒸し器に入れて、すり身に火を通してやります。
それからさらに出汁で煮込む。
これでトマトに味がしみこむわけです。
そして最後にトマトの皮をむく。
なぜ最後にか、というと、蒸した時点でトマトがとろとろにやわらかくなるので、先に皮をむいてしまうと柔らかすぎてさわれない。
確かに、写真を撮るときも中が見えるようにカットするのが一苦労でした。なにせとろとろなもので、上手にやらないとまっすぐ切れない。切ったら切ったで、切り口からくずれてしまうのです。
そして器に盛って、餡をかけてできあがり。
トマトには、昆布や椎茸の旨味成分であるグルタミン酸がたくさんあるのだそうです。だから和食にもけっこう合うのですね。
2008年05月24日
割烹部厨房その5 とまと桜海老射込み
posted by くいだおれ太郎 at 14:09| Comment(2)
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