2008年04月29日

くいだおれ太郎グッズについて

「くいだおれ太郎」のオリジナル・グッズについて、いろいろお問い合わせをいただいています。

まず、一番多いのが
「グッズの通販はないの?」
というお問い合わせですが、通販等はございません。

「太郎グッズ」の始まりは1993年に発売されたキーホルダーです。これはもともと、伴ピーアール株式会社という在阪のPR会社が「大阪のお土産」として企画したものの一つです。

大阪には、よその地方から来られた方々が「大阪へきたしるし」として持ち帰ることのできるようなおみやげ品がとても少ない、ということで、「かに道楽」のかに、「づぼらや」のふぐ、そして「くいだおれ」の人形を「御三家」としてキーホルダーにしたものが最初でした。

そして発売してみると、「くいだおれ人形」のキーホルダーが販売の9割を占め、わずか2年ほどで百万個が売れたことから、「くいだおれ人形」のバリエーションが増やされてきたものです。

しかし、これはあくまで「大阪のおみやげ」として企画されたものですから、販売は大阪市内のおみやげ店やキオスクに限定してきました。エリア外の店に卸した業者へは取引停止をもって警告するなどして、あくまで「大阪限定」、「大阪へ足をはこんでいただいた方のためのお土産品」を徹底してきた次第です。

また弊社としましても、「くいだおれ」は料理店であり、「太郎」を売って商売しているのではない、という姿勢から、「太郎」を使ったグッズを本格的に展開することはせず、伴ピーアールさんはじめ、弊社の意思をご理解いただける方々とのみコラボレートして、「大阪のお土産」「大阪名物くいだおれ」へおいでいただいた方々のためのおみやげ」として、商品を限定して販売してきました。

という次第ですから、少なくとも「大阪名物くいだおれ」閉店の7月8日までは、こうした方針を守って、弊社店頭と大阪市内限定販売とするつもりです。ご理解いただきたく存じます。

さて、次に多いのが、インターネット・オークション等に出品されているグッズに関して、「○○はくいだおれ公認なの?」というお問い合わせです。

実は、「くいだおれ太郎」グッズに関しては類似品が大変多く、私どもがたいへんに悩まされているところです。
「くいだおれ太郎」は平面デザイン、立体デザインともに商標登録してあるもので、類似品やデザインの無断使用品を見つけ次第、弁護士を通じて製造・販売中止を警告し、時には訴訟にも訴えてきました。

こうした類似品・無断使用品は絶えることがなく、私どもの訴えに応じて、速やかに製造・販売を中止される業者さんもおられれば、「まねはしていない」として製造・販売を続ける業者もあります。
また、製造・販売が中止されてもすぐに回収ということにはなかなかならず、相当数が出回っているようです。インターネットでのオークションでも、そうした類似品等が多数出回っているようです。

「くいだおれ太郎グッズ」について、弊社が公認しているものには、このようなタグがついております。



また、他社とコラボレートした商品は、伴ピーアール社とのコラボ商品で、次のようなタグがついています。



このほかのコラボ商品はタカラトミー社製のゼンマイ仕掛けの人形(製造終了品ですが、再生産を検討中とのことです)だけです。

この二つのタグがついていないものは、すべて類似品・無断使用品です。なお、今のところ、このタグの偽造品は出回っていないようです。

お問い合わせの中に、「サンリオ社製の「くいだおれキティ」はくいだおれとのコラボ商品ですか」というご質問が多いようですが、これは弊社の公認商品、コラボ商品ではありません。
サンリオ社製の商品は赤白の縞模様ではなく、水玉模様になっています。したがって商標の無断使用にあたるわけでもないようですが、しかし三角帽子や太鼓など、「くいだおれ太郎」のキャラクターときわめて類似しているため、製造販売の中止を申し入れました。しかし、すでに卸された商品は回収されていないために、相当数が出回っているものと思われます。

「くいだおれ太郎グッズ」はこれまでも大変な人気をいただいております。特に閉店のお知らせ以後、製造が追いつかず品不足になっている商品もあり、お客様にはご迷惑をおかけしております。
目下、不足しておりますグッズについては急遽増産をしております。
また、閉店につきまして新しくデザインした、記念グッズも随時発売する予定です。

今しばらくお待ちいただきますよう、お願いいたします。また、類似品等にはくれぐれもご注意くださいませ。
posted by くいだおれ太郎 at 16:34| Comment(4) | 日記